良いデザインの家

システムの歴史

がっちりポーズの男性

不動産は現代では宝石や金などと同じように財産として考えられています。はるか昔の歴史でも土地は価値のある物として考えられていたのでしょうか。史実の中では西暦300年頃の古墳時代から、土地の所有に対する考えがあらわれています。しかし現代の不動産のように土地自体が価値を持つという感覚ではなく、自分の敷地であるという気持ちが強いようです。奈良時代になると期間限定で開拓した土地の所有を認める「墾田永年私財法」が発令されますが、その後も土地の支配を巡って戦が絶えず行われ、村などのコミュニティーが生まれますが、土地の管理は住民ではなく大名などの一部の有力者によって行われていました。現在のような不動産を利用して建物の貸し借りをするシステムが生まれたのは、江戸時代になってからのことです。

江戸時代になると生活が安定してきて、経済も活性化してさまざまなシステムが生まれました。この時代も土地は幕府の所有物でしたが、商人の間では土地の取引が行われ長屋などの共同住宅が建てられ、家主と借主といった関係ができました。明治になると公に個人の土地所有が認められるようになり、不動産としての取引が盛んに行なわれるようになりました。不動産を担保にお金の貸し借りを行なうようになったのもこの時期からです。 昭和に入ってからも高度成長時代にはたくさんの集合住宅の建築がすすみ、バブル時期には土地の価格が高騰し相場よりもはるかに高い値で取引が行われるなど、紆余曲折を経て不動産取引は今日まで続けられています。近年では都市部とそれ以外の地域の過疎化の問題などがあり、不動産取引は新たな局面を迎えています。